本機能を顧問先及び顧問先の従業員が利用するには、税理士事務所側で顧問先用、従業員用のアカウントの作成・配布が必要です。そのため、顧問先の情報、従業員の情報を登録し、顧問先用、従業員用のアカウントの発行を行います。ログイン情報などの案内はメールでの通知、PDF形式又はExcel形式のファイルでの出力が可能で、PDF形式のファイルでは、スマートフォンなどでQRコードを読み取るとログインページを表示できます。
また、顧問先のデータに対して税理士事務所の職員のアクセス権限の設定や、アクセスしたログの確認も行えます。
なお、各会社の社員数に最低利用人数の制限はないため、小規模の会社を複数登録できます。
顧問先の従業員から年末調整の情報を電子データで収集することができます。顧問先の従業員は、お手持ちのスマートフォンなどのカメラで、「生命保険料控除証明書」や「年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書」などを撮影して画像を添付し、確認用として税理士事務所に提出可能です。
顧問先の従業員の情報を登録する際は、「年調・法定調書の達人」から従業員本人や家族の情報、保険料の情報等、前年分の年末情報を取り込むことができます。また、登録された各従業員の年末調整の情報は、「年調・法定調書の達人」に取り込み、各種帳票を作成することも可能です。
※「年調・法定調書の達人」との連携機能は、令和05年分版のプログラムから対応しています。
従業員から収集した年末調整情報や収集状況を顧問先、税理士事務所双方で共有できます。修正に関する再収集の依頼や管理もできます。
また、税理士事務所からはすべての顧問先の収集状況を確認することができます。
「年調・法定調書の達人」で作成した源泉徴収票を、本機能に連携して顧問先の各従業員に電子的に配布することができます。
※「年調・法定調書の達人」との連携機能は、令和05年分版のプログラムから対応しています。
令和6年度より、個人住民税特別徴収税額通知(納税義務者用)の電子データでの受け取りが選択できるようになりました。
税額決定通知の電子データは、暗号化されたzipファイルで配布され、復号化には専用の解凍ソフトと「eLTAX 特徴税通パスワード確認サイト」での確認作業が必要となります。
「年調オプション」を利用すると、データの解凍作業を行う必要がなく、eLTAXからの通知書のダウンロード、従業員への配布をスムーズに実施できます。