申告・会計業務において顧問先からの資料収集は要となる作業であると言われています。また、これまでその多くは「紙」によるやり取りでした。
近年、ペーパーレス化による効率化、コロナによる外出の自粛、顧問先作成資料の電子化などにより、データによる収集が拡大しつつあり、メールなどで収集されているケースも見受けられます。データで資料を集める場合、保管スペースの問題や検索性が改善される一方、その一覧性・整然性の確保や送受信時の安全性などが問題となります。
また、すべての紙資料をデータに置き換えるにはまだ難しいところが多く、紙とデータの混在することによる資料の管理が新たな問題ともなります。
本機能は、これらの課題を解決すべく、顧問先への資料の送付依頼、データまたは紙による収集、資料収集状況の管理とデータの保管をセキュアな環境で実行・管理できる機能です。なお、本機能ではマイナンバーの収集・保管を行うことはできません。マイナンバーの収集・保管を行う場合は「データ管理の達人」を別途ご契約ください。
顧問先向け製品パンフレットのご案内
本機能は顧問先側でも資料のアップロード等の作業を行いますので、顧問先にも機能や導入メリットをご理解いただくことが重要です。 |
本機能は、申告・会計業務において必要な資料の収集を、税理士事務所と顧問先との間でオンラインで行います。電子データで収集できる資料は、顧問先側からご利用のブラウザ(※)で達人Cubeセンターにアップロードしていただくことになりますので、都合のよいタイミングで提出が可能となり、税理士事務所、顧問先ともに手渡しや郵送のために必要な時間を削減することができます。
また、紙で収集する資料も含めて各顧問先の資料の収集状況を本機能で一元管理し、タイムリーに確認できるので、資料の収集作業における対応漏れも防止できます。
本機能では、顧問先単位に事務所の職員のアクセス権限を設定することができます。また、アクセスログも取得しておりますので、いつ、どのアカウントを利用してどのデータに対して処理を行ったか、税理士事務所側、顧問先側それぞれのログが確認可能となっております。
アップロードされた顧問先の大切な資料は、NTTデータが運営するデータセンターでお預かりしますので、堅牢なセキュリティを確保したうえで資料を安全かつ永続的に保管できます。また、資料のやり取りをオンラインで行うことができるので、郵送や手渡しによる紛失リスクも回避することが可能です。
本機能は、達人Cubeセンター内の領域をデータ保管領域としてご利用いただきます。そのため、必要な保管領域の容量をお申し込みいただきます。25GB単位でお申し込みいただけますので、お客様の利用状況にあわせた最適なプランをお選びいただけます。
また、顧問先が本機能を利用するためには顧問先用のアカウントが必要です。顧問先用のアカウントについては、追加料金の必要はなく、税理士事務所側で作成・配布することができます。
達人Cube「データ収集・配信」(基本サービス)において、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)のクラウドセキュリティ認証である「ISO/IEC 27017:2015」で求められている要求事項の中で、弊社が お客様に対し提供しているセキュリティの取り組みについてご確認いただけます。
各顧問先の資料の収集状況を確認できます。