「達人シリーズ」でグループ各社の間接業務の集約と高度なデータ管理が可能に!
会社名 | 東洋電機製造株式会社 URL:https://www.toyodenki.co.jp/ |
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代表者 | 代表取締役社長 渡部 朗 |
所在地 | 東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル 5階 |
設立年 | 1918年(大正7年)6月20日 |
従業員数 | 1,133名(連結)、776名(単体) (2023年11月30日現在) |
事業内容 | 鉄道車両用電機品、産業用生産・加工設備用システムなどの製造・販売及び付帯工事 |
大正時代に鉄道車両用電機品の国産化を企図して設立されて以来、100年を超える歴史を積み重ねてきた東洋電機製造。今回は、子会社を含めたグループ全体の財務や人事など管理業務を担う小柳様、宮川様、水谷様に、「達人シリーズ」を導入いただいた経緯や、お使いになってのご感想などを伺いました。
当社は1918年に、鉄道車両用電機品の国産化を企図して設立されて以来、同分野のリーディングカンパニーとして100年を超える歴史を積み重ねてきました。創業以来の強みであるモータドライブ技術と各時代の最先端技術を融合させ、高品質な製品をグローバルに提供し続けることで、お客様から「技術の東洋」と呼ばれるにふさわしい専業メーカーとしての地位を確かなものにしています。
現在では、創業以来の交通事業に加え、生産設備機械用のモータやインバータなどの産業事業、駅務機器や遠隔監視システムなどのICTソリューション事業を展開。新たな製品・事業の拡大に取り組む開発センターも含め、各事業でエネルギー効率の高い製品づくりを推進することで、お客様のニーズに応えると同時に、地球温暖化防止や循環型社会への貢献も目指しています。
2013年に「達人シリーズ」を導入した大きなきっかけは、当社内にグループ各社の間接業務を集約するシェアードサービスセンターを立ち上げたことでした。それまで、当社では他社製の税務申告書作成ソフトを導入していましたが、グループ各社は税理士事務所に任せたり、手書きで対応していたりと、業務の体制が統一化されていませんでした。そこで、グループ全体の間接業務の見直しに合わせ、申告業務に関わるソフトも再検討することにしました。
申告書作成ソフトと言えば、代表的なものとして名前が挙がるのが「達人シリーズ」であり、その開発元であるNTTデータも含めたブランド力が大きな要因でした。
最終的な決め手となったのは、商品ラインナップの豊富さでした。基本となる法人税や消費税の申告書作成はもちろん、内訳概況書や法定調書、各種の申請・届出書など、幅広い書類作成に対応した商品が揃っているので、間接業務をトータルに効率化したい当社にとっては最適でした。また、ソフト自体がリーズナブルなうえに、必要に応じて個別に導入できるので、全体としてコストパフォーマンスが高いのも魅力的でした。
「達人シリーズ」全体で感じるのが、操作性の良さです。操作画面が見やすく、データをどの欄に入力するか、迷うことがありません。加えて、ヘルプ機能を使えば項目ごとの演算式が表示されるため、どのデータがどの帳票から来ているかが分かり、税務の専門知識がなくとも容易に申告書が作成できます。
以前に使っていた他社製の申告書作成ソフトだと、データを手入力する項目が多く、確認作業も大変でしたが、「達人シリーズ」はデータ連動やエラーチェック機能が充実しているので、効率面でも正確性の面でも非常に役立っています。
以前は申告期限の直前まで作業に追われていましたが、「達人シリーズ」の導入後は、グループ会社も含めた6社トータルで作業時間が1週間程度に短縮され、余裕を持つことができました。また、以前は6社分の書類の管理が煩雑でしたが、「達人シリーズ」のおかげでペーパーレス化が進み、業務環境が大幅に改善されました。
何より意義を感じているのが、グループ全体の税務に関わるデータが同じ書式で管理できることです。「達人シリーズ」はいわば当社グループのデータベースとして機能しており、必要な場合は容易に過去データを検索・参照でき修正申告も容易にできるなど、グループ全体の管理・運用面で大きなメリットを感じています。
法定調書の提出を書面から光ディスクに切り替え、その次のステップとしてe-Taxソフトでの電子申告を開始しましたが、はじめは慣れていなかったこともあり、苦慮しました。そこで2015年度から「電子申告の達人」を導入したところ、操作がとてもシンプルでスムーズに電子申告ができるようになりました。
以前は申告後に「受付済み」の自動メールが返ってきたものの、実は内容面でエラーがあり実際には受付されていなかったことがありましたが、「電子申告の達人」であればエラーの有無が画面上で即確認できるので、受付の漏れがなくとても助かっています。
2018年度からは電子納税も開始したことで、グループ会社も含めた納税手続きを一括化でき、大幅な効率化につながっています。
会計ソフトとしてキヤノンITソリューションズの「SuperStream」を導入しています。「達人シリーズ」とのデータ連動も可能なので、財務諸表のデータを直接連動させ、それ以外の別表などは、社内のシステム仕様や運用上の都合から、一旦会計データをExcel上で調整したうえで「達人シリーズ」にインポートしています。
バージョンアップで新しい機能が追加された際などにヘルプデスクを活用しています。電話だけでの対応が難しい場合などはリモートアクセスで画面を共有しながら説明してもらえるので、とても分かりやすく助かっています。
開発元がNTTデータだけに税制改正などへの対応も早いので安心感があります。2013年の導入以来長きにわたり使用していますが、その間にも定期的にバージョンアップされていて、データ連動がしやすくなるなど、常にユーザーの使い勝手を追求してくれている印象があります。
また、今年度からは「グループ通算の達人」も導入しましたので、他のソフトと同様に活用していければと思います。
取材時期:2024年5月
※ 敬称を省略させていただいております。