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応用地質株式会社様(東京都)

「達人シリーズ」の導入で申告業務を紙から電子に!税務の業務プロセスをトータルに改善できました

プロファイル

応用地質株式会社 プロファイル
法人名 応用地質株式会社
URL:https://www.oyo.co.jp/
代表者 代表取締役社長 天野 洋文
所在地 東京都千代田区神田美土代町7番地
設立年 1957年(昭和32年)5月2日
従業員数 2,505名(連結)、1,238名(単体)
(2023年末現在)
事業内容
  • 建設コンサルタント業、地質調査業、測量業、建設業など


地球科学に基づく技術により人と自然の調和を図り、持続可能な社会の実現を目指す応用地質。今回は、経理部の部長を務める大倉様と、グループリーダーの栗原様、主担の宮坂様に、「達人シリーズ」を導入いただいた経緯や、お使いになってのご感想などを伺いました。

まずは御社の紹介からお願いします。

税理士 大島 康司先生

応用地質株式会社
事務本部経理部
部長 大倉様(左)
グループリーダー 栗原様(右)
主担 宮坂様(中)

当社は1957年の創立以来、地質・地盤に関わる専門的な知見と技術をベースに土木や防災、環境などの境界領域を開拓し、「地球科学」のエキスパート企業として豊かで安全・安心な社会づくりを目指してきました。現在では、「人と地球の未来にベストアンサーを。」を経営ビジョンに掲げ、社会基盤の整備や災害に強いまちづくり、自然環境の保全と育成、資源・エネルギーの安定供給など、幅広い取り組みを通じて、人と自然が調和した豊かな社会の実現に貢献しています。

当社が展開する事業は、いずれも自然災害への対策をはじめとした社会課題の解決に直結するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成にも大きく貢献します。今後も培ってきた知見や技術を軸に、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)など先端技術を駆使した事業や社会の構造改革を積極的に推進し、社会全体の持続的な成長につなげてまいります。

「達人シリーズ」を導入いただいた経緯を教えてください。

かつては本社で他社製の税務申告書作成ソフトを導入していましたが、別途にExcelで作成したデータを入力して検算するだけで、実際の申告は紙で行っていました。しかし、社会全体で「紙から電子へ」の潮流が広がるとともに、大規模法人の電子申告が義務化されるといった環境変化の中で、当社も税務全般の電子化の必要性に迫られていました。
一方で、全国各地の事業所での税務処理が統一されておらず、業務レベルにも差があることへの課題意識がありました。そこで、間接業務全般の処理プロセス統一と工数削減をテーマに、本社への業務集約を進める中でシステム環境も見直すことになりました。

「達人シリーズ」を導入された決め手をお聞かせください。

決め手となったのは、電子申告への対応が容易だという点です。「電子申告の達人」は、申告データの取り込みから電子送信まで一連の作業を、メニューに従って操作するだけで簡単に電子申告できるため、大幅な効率化が期待できました。
加えて「達人シリーズ」全体に言えることですが、入力画面が帳票そのままのイメージで、どこに入力すればよいかが非常にわかりやすく、使い勝手の良さとスムーズな事務処理への期待感もありました。

「達人シリーズ」をお使いになっての感想をお聞かせください。

「達人シリーズ」は、操作性の良さはもちろん、税務処理の効率と品質を高める機能が充実していると実感しました。
事前にExcelで作成したデータを反映するというプロセス自体は変わっていませんが、そのデータをCSV形式でインポートできるため、以前のような直接入力する手間が省け、誤入力などのミスも防止できます。
加えて、エラーチェックなどの機能が充実しているため、精度の高い申告書が作成できるようになったと感じています。税務では少しのミスも許されないため、Excelデータと突き合わせてのダブルチェックの際に、「達人シリーズ」は信頼性を担保してくれる大きな存在です。

「達人シリーズ」による効果は実感されていますか。

税務処理のプロセスや業務効率が劇的に改善されました。
特に申告業務を本社に集約できたことが大きかったです。当社は東京に本社を置きつつ、全国に多くの拠点を有しており、処理プロセスが統一されてないことが課題でした。本社に業務を集中させるとともに、「達人シリーズ」に準じてプロセスを統一することで、作業効率が大幅に向上しました。
また、紙でのやり取りが不要になったことで、申告に関する情報が「達人シリーズ」内にデータとして保存され、過去の情報を参照するのが容易になりました。物理的な保管スペースも削減でき、オフィスの業務環境が改善されるというメリットもありました。

「達人シリーズ」の各商品で、特にメリットを感じている点があればお聞かせください。

  • ● 法人税の達人
  • 使用頻度が少ない帳票も含め、幅広い帳票に対応しているのが大きな魅力です。帳票ごとに各担当者が作業をできるため、組織全体の効率化やスピードアップ、さらには業務品質の向上につながっています。
  • ● 減価償却の達人
  • もともと固定資産台帳などの作成は工数が多いうえに、固定資産の管理と償却資産税の申告を本社一括で行うようになったこともあり、減価償却に関する作業負荷は非常に大きなものがありました。「減価償却の達人」の導入によって、膨大な項目のデータをほぼCSV取り込みだけで対応できるようになり、作業工数も半分程度になりました。将来的には、さらなる効率化に向けて「法人税の達人」とのデータ連動にも取り組みたいと思っています。
  • ● 消費税の達人
  • 消費税の申告は、軽減税率やインボイス制度の導入など、制度変更が多くて複雑ですが、「消費税の達人」は数値のミスやエラーもチェックしてくれるため安心して利用できます。
  • ● 年調・法定調書の達人
  • 人事部門と経理部門で併用しています。給与部分は人事部門、報酬部分は経理部門がそれぞれ入力、提出できるなど、分業しやすい仕組みになっているのが魅力です。
  • ● 内訳概況書の達人
  • 会計監査で使用している勘定明細の書式を「内訳概況書の達人」のフォーマットに合わせて変更しました。書式変更には一手間かかったものの、一度作り込んでしまえば翌年以降はデータのインポート作業だけで作成することができ、作業工数が大幅に減少しました。
  • ● 事業所税の達人
  • 以前は拠点ごとにExcelで作成したデータを紙に転記して郵送で申告を行っていたため、非常に大きな負担となっていました。「事業所税の達人」を導入してからは、各拠点で入力したExcelデータをもとに本社で申告書の作成から電子申告までを一括してできるようになったことで、とても便利になり作業効率も上がりました。

電子申告や電子納税の利用状況についてお聞かせください。

当社は全国に多くの拠点を持つことから、都道府県や市町村を合わせると100箇所近い提出先があります。紙で処理するとなると、作業量が膨大で、毎回気が遠くなる思いでした。
「電子申告の達人」を導入したことで、一括申告が可能になることに加え、署名や封入・封緘、宛名書きなどの事務作業も省略でき、郵送費用も不要になるなど、大きなメリットを実感しています。
電子納税はダイレクト納付で行っており、こちらも業務負荷の軽減につながっています。「達人シリーズ」の申告データをもとに納税データが作成できるのもありがたいです。

「達人シリーズ」のサポート体制についてご感想をお聞かせください。

ヘルプ機能やマニュアルが充実しているので、自己解決できる場合がほとんどですが、それでも分からないことがあればヘルプデスクを利用しています。電話での問い合わせをよく利用しますが、スピーディーで丁寧に対応してもらえるのでとても心強いです。
また、税制改正を踏まえたオンラインセミナーなど、ユーザーの不安や疑問の解消につながる機会を頻繁に設けているのも好印象です。今後も積極的に参加したいと思います。

最後に「達人シリーズ」についての総括と、今後の期待感などをお聞かせください。

「達人シリーズ」は税目ごとにパッケージ化されているため、担当や業務レベルに応じた分業が容易で、組織全体の効率化に役立っています。一人の担当者が抱え込む、属人化して引継ぎが困難になるなどの問題を回避できるうえに、次世代の人材育成に向けたジョブローテーションにも適していると思います。
「紙から電子へ」の流れは今後も加速し、より幅広い業務に広がっていくでしょう。当社もさらなる電子化や、入力の自動化などの高度活用に挑戦していきますので、今後も新たなサービスを含め、充実したサポートを期待しています。

取材時期:2024年6月

※ 敬称を省略させていただいております。

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