「達人シリーズ」の魅力は、「電子申告」「会計ソフト・給与ソフトとの親和性」「安心感」!
事務所名 | 荒木関克己税理士事務所 URL:http://arakizeki.sakura.ne.jp/ |
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代表者 | 荒木関 克己 |
所在地 | 北海道札幌市 |
所属 | 北海道税理士会 札幌西支部 |
設立年 | 平成18年12月 |
「達人シリーズ」導入時期 | 平成19年5月 |
利用会計ソフト | 弥生会計、ツカエル会計、MFクラウド会計 |
システム構成 | サーバー 1台、デスクトップパソコン 3台、ノートパソコン 7台、複合機 1台、プリンタ 1台、スキャン専用機 1台 |
北海道札幌市を中心に、税務・会計業務だけでなく、経営計画やセカンドオピニオンなどお客様に合った幅広いサービスを提供している荒木関克己税理士事務所。
今回、「達人シリーズ」導入に至る経緯や各種ソフトの活用方法、さらには今後の展望について、代表税理士 荒木関 克己先生にお話をお伺いしました。
税理士 荒木関 克己先生
荒木関-平成18年12月に開業し、今年でちょうど丸10年を迎えることができました。
他の事務所に勤務していたころにたくさんの経営者の方と出会い、いかにお客様から「仲間」として信頼される関係を築くことが大事であるかを実感した経験から、開業当初より北海道発信で、最先端で実効性のある税務サービスが提供できるように、日々鍛錬し、より良いものを提供しようと心がけてきました。
さらには税務だけでなく、総合的にお客様をフォローすることを目的に全国各地に優秀な弁護士、会計士、司法書士、社会保険労務士、行政書士等の仲間を作りました。
実際の業務においては、お客様に合わせて個別的なスキームを作成し、お客様にとって一番進めやすく、かつ求めるサービスが提供できるように一社一社、徹底して検討し、進めています。
経営者は不安で孤独です。
そんな経営者が元気で笑顔になってもらえるようにお付き合いします。
いつでもそばにいて、支え合えるような仲間になりたくて、この仕事をしています。
『わたしたちに繋がるすべての人に幸せになってもらいます』
これが私たちの経営理念です。
荒木関-申告ソフトの導入を検討する上で、次の2つの点を重視しました。
【申告ソフト選定のポイント】
1については、以前勤務していた事務所で弥生会計を利用していたこともあり、自分が開業する時の会計ソフトは弥生会計にしようと決めていましたから、申告ソフトは弥生会計と連動できることが必須でした。
2については、紙提出しかできないものを除き、申告は全て電子申告で行うことを考えていましたので、容易に安心して行えることが必要でした。
当初は、「達人シリーズ」以外の申告ソフトも検討はしたのですが、「達人シリーズ」以外の申告ソフトは弥生会計とのデータ連動がなく、決算書を弥生会計で作成しても、実務上、決算書だけ別途、税務署に郵送するパターンで利用することになってしまうことから、その処理にどうしても違和感と抵抗がありました。
その結果、弥生会計とのデータ連動が可能で、電子申告も安心して容易に行えるNTTデータの「達人シリーズ」を導入することにしました。
荒木関-導入前からの目論見通り、「達人シリーズ」は、e-Taxの仕様変更などに伴うシステムへの対応が早く、申告業務の滞りはありませんでした。
他社のシステムではその対応に追いつかず、右往左往しているのを見聞きするたびにほっと胸をなで下ろしたのを覚えています。
「達人シリーズ」は使用方法や運用方法の自由度が高いので、事務所だけでなく、出先や自宅で申告システムを動かせ編集できる仕様には、事務所全体の運用に大きな変化を与えてくれました。
また、会計ソフト・給与ソフトから「達人」への連動が導入当初に比べ格段に便利になったお蔭で、事務所の業務効率化がぐんと進みました。
荒木関-導入して10年が経ちますが、NTTデータが作っていることもあり、とにかく安心感がありますね。
なにかわからないことや、「こういう使い方をしたい時はどうすればいいか」などの質問を「達人ヘルプデスク」に投げかけても、本当に丁寧に対応してもらえます。
職員-ヘルプ機能がしっかりしているので、利用中にわからないことがある時にはシステム担当者に聞く前にヘルプ機能を確認してから業務を進めています。
マイナンバー対策には特に力を入れてくれているため、マイナンバー収集の自由度が高く、実務に合わせた運用ができるのでとても助かっています。
また、システム全体のセキュリティがしっかりしているので、セキュリティを意識せずにシステムを利用できるところがとても気に入っています。
荒木関-以前は「顧問先管理」から各「申告書作成ソフト」を立ち上げていくフローで業務を行っていたので、それと同じような業務フローに戻ってくれるといいなと思っています。
「報酬請求」も利用しているのですが、もう少し使い勝手が良くなると利用するユーザがかなり増えるのではないでしょうか。
例えば、各種データのエクスポート機能や明細一括処理で顧問料以外の報酬を個別に選択して処理できる機能などが追加されるといいですね。
荒木関-会社員時代、勤務先の会計事務所専用のシステムを利用していたのですが、どうしてもシステムに合わせて業務フローを考えなければならないことも多く、お客様に不必要な帳票の作成やシステムへの入力をしてもらうことがよくありました。
「お客様の省力化のためにはこうしたいけれど…無理か。」とか、「本当にこれってお客さまにとって時間のムダだよなあ。」と、非常に残念な思いで業務にあたることも多かったです。
また、立場上、どうしてもメーカさんに頼り切ってしまうため、システムを利用するのに莫大な追加投資が必要になっても甘んじて受けるしかありませんでした。また型にはまった業務フローしかできないので、自由な設計の発想ができず、事務所や職員の成長にどうしても蓋を閉めてしまう部分がありました。
そこで、私が独立する際は、自分のオリジナルな発想を具現化するためにはどうすればいいかを念頭に、業務のシステム作りをしようと考えました。
その時に、多くのシステム会社の方と会い、様々なソフトを勉強してシミュレーションを行った結果、いろいろな市販ソフトを組み合わせて、業務を行っていこうと判断したんです。特に会計ソフトは業務の中心的な役割をもつものですから、「価格」、「使い易さ」、「自由度」、「申告ソフトとの親和性」を考えたら、弥生会計の選択以外ありませんでしたね。
荒木関-当事務所は単体の会計ソフトだけで業務を終わらせません。
記帳代行業務については、基本的に、自動仕訳システム→会計ソフト→自動監査ソフト→試算表作成ソフトという流れで、非常に手間暇はかかるのですが、お客様の満足度アップと職員の業務標準化を平行して行えるフローで、業務を進めています。
その中で、お客様には自計化までとは行かなくても、上記の作業の一部を行ってもらえるようにお願いしています。
それは、お客様から経理業務をすべて取り上げることは、お客様の成長にマイナスにしかならないという、うちの事務所の強い思いからなのですが、その結果、みなさん良い方向に向かっていると思います。
荒木関-今後、会計ソフトだけでなく、申告書ソフト、グループウェア、業務管理ソフトなど良いものがあれば積極的に取り入れていき、組織として仕組み化していく中で、会計ファームとして総合的に成長していきたいと思っています。
最近では、お客様とのやりとりもメールではなく、会議室形式の多人数で行うチャットシステムを利用することにより、連絡漏れがなくなったり、意思疎通がうまくできたりと、お客様が求めるサービスの質や形が大きく変わってきています。
同時に、職員の働き方も大きく変わってきているので、当事務所では、会社に毎日こなくても、遠隔地や在宅で働ける仕組みづくりなども進めています。
最後に、いかに優秀な人材を確保し、その人材を育て・成長させることができるか、そして、お客様に満足いただける質の高いサービスを提供し続けられるかが、将来、会計事務所が会計ファームとして生き残ることができる方法ではないのでしょうか。
製品名 | 年間利用料 | |||
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申告書作成ソフト | 法人税の達人 | Pro | パッケージ版 | 58,700円 |
減価償却の達人 | Pro | パッケージ版 | 54,700円 | |
消費税の達人 | Pro | パッケージ版 | 34,700円 | |
内訳概況書の達人 | Pro | パッケージ版 | 42,700円 | |
所得税の達人 | Pro | パッケージ版 | 54,700円 | |
年調・法定調書の達人 | Pro | パッケージ版 | 42,700円 | |
相続税の達人 | Pro | パッケージ版 | 42,700円 | |
財産評価の達人 | Pro | パッケージ版 | 42,700円 | |
申請・届出書の達人 | Pro | パッケージ版 | 36,700円 | |
データ管理の達人 | Pro | ダウンロード版 | 49,800円 | |
電子申告の達人 | Pro | ダウンロード版 | 36,000円 | |
達人Cube | 報酬請求 | (月額950円×12か月)11,400円 | ||
年間利用料金合計 | 507,500円 |
取材時期:2017年4月 取材協力:北海道税理士データ通信協同組合
※ 敬称を省略させていただいております。