操作や帳票間の連動が分かりやすい「達人シリーズ」の導入で、申告業務の負担を5割軽減!
法人名 | 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院 URL:https://aizawahospital.jp/ |
---|---|
代表者 | 理事長・最高経営責任者 相澤 孝夫 院長 田内 克典 |
所在地 | 長野県松本市本庄2-5-1 |
設立年 | 1952年1月16日(創業:1908年1月10日) |
従業員数 | 1,969名(2024年3月1日時点) ※慈泉会全体、非常勤医師等除く |
事業内容 | 救急・急性期医療 |
地域の基幹病院として一世紀以上の歴史を重ねてきた相澤病院を中核に、地域住民の命と健康を支える医療サービスを幅広く提供する慈泉会。今回は同法人において財務部 財務経理課の課長を務める和田様に、「達人シリーズ」を導入いただいた経緯や、お使いになってのご感想などを伺いました。
社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院
慈泉会は、明治末期の1908年に創業して以来、長野県松本地域における地域医療の担い手として、一世紀以上にわたる歴史を重ねてきました。
救急・急性期医療を担う相澤病院以外にも、地域包括ケアや在宅療養支援を担う相澤東病院、検診・人間ドック専門の相澤健康センター、さらには地域在宅医療支援センターやサービス付き高齢者向け住宅「結」、相澤健康スポーツ医科学センターなど、医療・介護にまつわる幅広い事業を展開しています。
今後も地域の未来を見据えながら、より質の高い医療や介護の提供に努める、この地に暮らす人々すべてが「安心して、その人らしく暮らし続けることができる地域」の創造に貢献したいと思っています。
「達人シリーズ」を導入するまでは、申告時期になると取りまとめたデータを持って顧問税理士事務所まで出向き、税理士のチェックを受けつつ事務所内の申告書作成ソフトで作成していました。申告内容に修正があると、その都度税理士事務所まで行く必要があり、非効率さを感じていました。
2017年から一定規模以上の医療法人における法定監査が義務化され、当法人でも法定監査への対応と決算報告の早期化が求められるようになりました。そこで、法定監査に対応できる税理士事務所への変更とあわせて申告書作成ソフトの導入を検討することにしました。医療法人は一般の企業と違い、申告書の作成は年に一度だけなので、コストパフォーマンスが高いことが導入の条件でした。そのような申告書作成ソフトをネットで検索したところ、「達人シリーズ」に出会いました。
「達人シリーズ」は導入しやすい価格設定であることに加え、NTTデータの製品という信頼感がありました。また、ホームページの導入事例を見たところ、多くの企業が使い勝手の良さを実感していたことも安心材料になりました。
実際に体験版を利用してみると、画面が帳票そのままのイメージになっているため、マニュアルを参照することなく直感的な操作で申告書を作成できました。
先述した「コストパフォーマンス」と「直感的な操作」は大きな決め手にはなりましたが、社会医療法人ならではの税務処理にも対応していることもポイントでした。
公益性の高い医療を担う社会医療法人では、法人税については医療行為という本来の事業に関わる「非収益事業部分」は非課税で、本来事業ではない「収益事業部分」にのみ課税されるため、決算・申告業務に際して両者を明確に区分する必要があります。
「達人シリーズ」は、別表を含めた各帳票間の関係性が分かりやすいため、収益事業と非収益事業の区分変更に際する修正なども容易にできます。また、「みなし寄附金」の処理に必要な別表十四(二)の作成ができることや、その結果が別表四にスムーズに連動されることも魅力でした。
「法人税の達人」と「消費税の達人」を皮切りに、「年調・法定調書の達人」、そして「内訳概況書の達人」を順次導入したことで、申告書作成に関わる一連の業務をすべて自法人内で完結できるようになりました。また、毎年の申告時期は多くの業務が集中するため他の職員にも大きな負担がかかっていましたが、「達人シリーズ」の導入で引継ぎや説明がしやすくなり、職員のモチベーション向上と組織全体での負担軽減につながっています。
それぞれ具体的な数字で示すと、「法人税の達人」で7割、「消費税の達人」と「内訳概況書の達人」で5割、「年調・法定調書の達人」で3割程の工数削減につながりました。
体験版を導入する際、「達人シリーズ」のインストールやデータの作成方法などでヘルプデスクを利用させていただきました。対応がとても丁寧でわかりやすかったおかげで、その後の申告書作成までをスムーズに進めることができ、大変満足しています。今後はより高度な使い方などを相談させていただく機会もあると思います。
価格面、機能面ともに非常に満足しており、「達人シリーズ」導入による業務効率化を実感しています。
また、昨今では医療機関にもDXの推進などが求められており、クラウド化やデータ活用などで「達人シリーズ」の追加導入やバージョンアップを検討するケースも出てくると思います。その際には導入時と同様の懇切丁寧なサポートやアドバイスを期待しています。
取材時期:2024年2月
※ 敬称を省略させていただいております。